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2010年08月16日
まずは組み立てから。ブレードサーバをラッキングするため、19インチラックを設置します。既存ラックと形状を合わせ、連結し耐震性を強化します。
写真) 設置・組み立てした19インチラック

次に機器をラッキングし、配線作業へ移ります。ブレードサーバは大幅にケーブル本数を削減できます。ブレードサーバとエンクロージャは内部的にネットワーク接続されるため、外部に露出されるケーブルはとても少なくなります。
既存のラックマウントサーバの配線状態とブレードサーバの配線を見比べて頂くと一目了然です。
写真) 配線状態の比較(既存ラックマウント/ブレードサーバ)

それではいよいよ設定作業へ入ります。
設定のポイントとなる個所について解説します。「共有ディスクのRAID構成について」
共有ディスクは仮想OSのイメージ群が格納される最も重要な領域です。ディスクの冗長性を考えRAID構成で運用します。RAID構成は、RAID10を選択しました。高いディスクIOパフォーマンスと高可用性を実現できる仕組みです。300GBのSASディスク12台をRAID10で構成すると以下のような構成となります。ディスク2台ずつペアを組みRAID1(ミラーリング)し6つできたペアをストライピングします。
図) RAID10のディスク構成

RAID10では使用できるディスク容量は1/2となり1.8TBになります。仮想OS1つに割り当てる容量を80GBとした場合、作成できる仮想OSは1800GB÷80GB < 23個 となります。最終的には仮想OSを30以上動かしたいのでディスクを増設するしかないなと思っていましたが、なんとVmware vSphere4からシンプロビジョニング機能が利用できるようになりました。シンプロビジョニングとは、ストレージを仮想化して割り当てることで、ストレージの物理容量を削減できる技術です。仮想OSに80GBを割り振り、20GB利用しているとします。通常であれば、仮想OSの80GB分ストレージを消費しますが、シンプロビジョニングの場合、実際利用している20GBしか消費しません。サーバのディスク利用率は多くても2/3程度です。シンプロビジョニングにより無駄なくストレージを利用し、多くの仮想OSを配置できます。
また、RAID10はミラーリングしたグループをストライピングするため、データを複数のディスクへ分散して書き込みます。分散書き込みされることで、高いIOパフォーマンスが望めるはずです。
試しに仮想OS上からディスクのIO速度を計測してみました。
表) IO速度の比較
| hdparm -t | 1GBファイル作成 |
共有ディスク(RAID10)上の | 282.67 MB/sec | 185 MB/s |
ローカルディスク(SAS) | 209.84MB/sec | 129MB/s |
RAID10の分散書き込みの効果で185MB/sと高いパフォーマンスを計測しました。納得の数字です。ディスクIOがボトルネックになることはなさそうですね。
次回からは仮想システムVmware設定の勘所について説明します。

荒川
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